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サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック。その映像は何度見ても飽きること無く、私が最も魅了される監督の一人である。
  彼はある小論で「目をつぶって視覚化せよ」と述べた。彼のイメージによって作り出された背景、その背景の中でストーリーを運ぶ人物が彼の思惑通りに駒を進めていく。作品に偶然はない。コーヒーカップ一つにも暗示的な意味を持たせ、見る側は無意識に彼の仕掛けにはめられるのである。
  その仕掛けの分解を私なりに試みたのが今回の作品だ。ストーリーを排除し、流れを止めて、自分のかかった罠を確かめる。執拗なまでのこだわりによって並べられた小物からは濃厚なフェティシズムの香りが漂い、私たちは見ていたものがヒッチコックの脳の内部だったことを思い知る。

  「Hitchcockian(ヒッチコキアン)」は一人のヒッチコックファンである「私のコレクション」であり、ヒッチコックファンに捧げるもう一つの楽しみ方である。

2006年  須田一政

サイトより引用)

 

■展示について
四谷三丁目にあるギャラリー「Gallery Photo/synthesis」にて須田一政氏の写真展が行われる。
サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックがテーマになっている本展示。
2006年に構想されていた展示が10年の時を経て実現するとのこと。
ヒッチコック愛好家の方は是非足をお運び下さい。

■開催日時
2016年 9月4日(日)~9月25日(日)
金・土・日 開廊 (9/22 木は開廊)
13:00~19:00

■ギャラリー
Gallery Photo/synthesis

新宿区四谷四丁目10 ユニヴェールビル102
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅2番出口より徒歩3分

Web:http://gallery-photosynthesis.com/archives/888